📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第31句の解説


『カタカムナ』 全80首の意味−第31句の解説


『カタカムナ』第31句

この句では、今まで謎だった『カタカムナ』を降ろした神様の名前が、とうとう分かります。

また、第1句で『アシアトウアン写しまつる』と自己紹介していた蘆屋道満についても、神様が彼をどう見ていたか? 少しだけ語られています。

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。 『カタカムナ』 全80首の意味−第31句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第31句の解説   📓 【原文】
 。 『カタカムナ』 第31首 

カタカムナ オホトノヂ カムミムスビ イモ オホトノベ マクミ ワク タマ イモ カラミ マクミ トノヘシ… カタカムナ  サカキメグリノ カム ヤタマリ オモタルヌシ シヅマリヌ クニヌシ

 【漢字に直すと?】
  『カタカムナ』 第31首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

カタカムナ 大人おほとの知 神身結び 意も 大人おほと伸べ 蒔く実 枠まくみ わく(願い事)御霊たま 意も 空身 蒔からみ まく実  唱えしとのへし… カタカムナ  さかき巡りのかむ 八咫球やたまり 主たる主 鎮まりぬ 国主

「おおと」は、古語。 「大人」や「尊い人」という意味。  漢字の『元の読み名』そのままの発音で  古い文献や歌、物語などで、よく見られます。

📓 『カタカムナ』 全80首の意味−第31句の解説

『カタカムナ』 全80首の意味−第31句の解説  🔎 【この句の意味は?】
  『カタカムナ』 第31首  -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-

 カタカムナは『神』からの知恵カタカムナ オホトノヂ!  もし『神身結び』がカタカムナによってカムミムスビ イモ オホトノベできたなら  人の蒔いた願いなど、たちまち『神』が叶えてマクミ ワク タマしまう 『意』は「執着のない心」の状態で撒きイモ カラミ マクミカタカムナ』を唱えるトノヘシ カタカムナことで…  四方八方に願いが広がり、八百万の神々サカキメグリノ カム ヤタマリに届く 『カタカムナ』を降ろした神の名オモタルヌシ? 『〇〇国主』の名で呼ばれシヅマリヌ クニヌシ……ている

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【これは何を意味してるの?】 (神様からの答え)

見て分からぬか? 『カタカムナ』はこんなに素晴らしい! と、自分で惚れぼれしてる詩だ。 第1句では、神の声を書き留めた者が『アシアトウアン写しまつる』と自己紹介していたが、この句では『カタカムナ』を降ろした神自身が、神名のヒントを名乗っている。 人からは、『〇〇国主』の名で呼ばれている。 私のことだ。 自分で名乗るときは、『多言教神おおことおし』と名乗っている。 今回の句は、神の心の声と言っていい。たまにはこういう句もいいだろう。   ・    ・  その様子だと、いつものように補足解説をしてほしいのだな? 自画自賛の句に解説も何もない。心の声を降ろしただけだ。

『カタカムナ』… すごいものを人間界に降ろしてしまった。 やりすぎたか? しかし、詩を秘匿文字で綴らせたから、理解できる者はそうおるまい。 蘆屋道満本人でさえ、「??」という顔をしながら書き写してたくらいだからな。

……というような感じで、ちょうど蘆屋道満の「??」という顔を前に、そのままフッと詠んだ詩だ。

。 ここからは私からの補足解説となります!

この句で、今まで謎だった『カタカムナ』を降ろした神様の名前が分かりました。 白ウサギを助けた優しい神様…… また、蘆屋道満本人でさえ、「??」という顔をしながら書き写してたと言ってましたが、別な機会に私自身が神様から褒められておりまして、「ここまで神の意を正確に理解できた者は初めてだ」と言われました。 訳の内容は、ほぼ正確だそうです。ここまで解き明かしたのは驚異的だと……。   ・    ・  ちなみに、この句を見てなんとなく想像がつくと思いますが、『タカミムスビ』・『カムミムスビ』という名の神様は、実は存在しません。 世の中では、【造化三神】といって、世界をお作りになった『3柱の神様』説が広まってますが、実際のトコロは違う。 『天之御中主神』(天の実中主)と呼ばれる神様は実在しますが、『タカミムスビ』・『カムミムスビ』のほうは神名ではなく、
・ 高身結び……高天原と自分の縁を結ぶ ・ 神身結び……神様と自分の縁を結んで神様と仲良しになる
という意味で用いられ、今回の『カタカムナ』の訳を見返しても、その解釈が確かに正しいことが分かります。   ・    ・  現時点で『カタカムナ』の分析を通して分かっていることは、高天原の中で地上の原型となる〝何か〟を作った。 そしてそれを、光と霧の柱を通して、地上に転写した。 その実行役の神様は、『天之御中主神』だった。 『古事記』の記述では『イザナミ&イザナミ』の手柄にされてるものの、それは後の時代の改ざんで、天地創造の実行役は、『イザナミ&イザナミ』ではなく、『天之御中主神』 これは、神様から直接そう教わった。 NEXT『カタカムナ』 全80首の意味−第32句の解説




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